RetroArch のセーブを PC と Steam Deck で同期する方法
更新日 2026-10-09
RetroArch は、ゲーム内のセーブを .srm ファイルとして saves フォルダーに、ステートを states フォルダーに保存します。デバイス間で同期するには、RetroArch 内蔵の Cloud Sync を自分で用意した WebDAV サーバーと組み合わせるか、両方のフォルダーを見張るツールを使います。Hoard は後者を自動で行います。RetroArch を終了したときに両方のフォルダーをバックアップし、他のマシンに取り込み、すべてのバージョンを残し、EmuDeck の構成も理解します。
RetroArch のセーブの保存場所
- Windows:
%APPDATA%\RetroArch\savesと\states。専用フォルダーにインストールした場合は、retroarch.exeの横のsavesとstates。 - Linux:
~/.config/retroarch/saves。Flatpak は~/.var/app/org.libretro.RetroArch/config/retroarch/savesを使います。 - EmuDeck を入れた Steam Deck:
~/Emulation/saves/retroarch/。中のsavesとstatesは実際のフォルダーへのリンクです。Hoard はretroarch.cfgを読んで、本当の行き先を突き止めます。 - RetroDECK: 既定では
~/retrodeck/savesと~/retrodeck/states。 - それ以外: Settings → Directory に、RetroArch が実際に使っているフォルダーが表示されます。
RetroArch が実際にセーブを書き込むタイミング
ここで多くの人がつまずきます。RetroArch はゲーム内のセーブをメモリに持ち、ゲームを閉じるか RetroArch を終了したときにだけ .srm を書き込みます。例外は Settings → Saving → SaveRAM Autosave Interval を設定している場合です。それまではディスクに何もないので、クラッシュやバッテリー切れで最後の書き込み以降がすべて失われ、どんな同期ツールも書かれていないセーブは運べません。
オートセーブの間隔を数秒に設定してください。そしてデバイスを替える前に、ゲームだけでなく RetroArch を終了 してください。Hoard は RetroArch が閉じてからバックアップするので、書きかけのセーブをコピーすることはありません。Deck では、スリープは終了に数えられません。
すべてのデバイスを同じ設定に
- 振り分けの設定。 Settings → Saving では、セーブとステートをコア名やコンテンツのフォルダーごとのサブフォルダーに振り分けられます。片方だけが振り分けていると、同期されたファイルは RetroArch が見ないフォルダーに入ります。どこでも同じ設定にしてください。
- ROM のファイル名。
.srmは ROM と同じ名前になります。Super Metroid (USA).sfcのセーブはSuper Metroid (USA).srmです。もう一台で ROM の名前が違えば、見つかりません。 - 同じコア。 同じ機種用の二つのコアが、互いのセーブを読めるとは限りません。機種ごとにひとつ選んで、どこでもそれを使ってください。
- ステートにはコアのバージョン。 ステートはコアのメモリのスナップショットで、別のバージョンでは読み込めないことがよくあります。通常のセーブにはこの問題はありません。
ステートにはもうひとつ落とし穴があります。ステートにはゲームのメモリが、セーブも含めて入っています。古いステートを読み込むと、次の .srm の書き込みでその古いセーブが戻ってきます。Auto Load State を使っているなら、ステートも同期して、最新のものが運ばれるようにしてください。
RetroArch の Cloud Sync か、Hoard か
両方に公平に言うと:
- RetroArch の Cloud Sync は内蔵で、自分で運用するか借りた WebDAV サーバーとセーブやステートを同期します。Android や iOS でも動きますが、Hoard は今のところ動きません。ファイルのバージョンを独自に残す Nextcloud をすでに使っているならよく合いますし、スマートフォンも使うならこちらのほうが向いています。
- Hoard は WebDAV サーバーを必要としません。自動でバックアップと同期を行い、戻れるバージョン履歴を残し、単体のエミュレーターや PC ゲームもまとめて扱います。
savesフォルダー全体をひとつの項目として扱うので、巻き戻すと中のすべてのゲームがその時点の状態に戻ります。確定する前に何が変わるかを表示し、現在のファイルは先に保存されます。
フォルダーごとにどちらか一方を選んでください。二つのツールが同じセーブを書けば、競合の元になります。
Hoard で設定する
- 各デバイスに Hoard をインストールし、同じアカウントでサインインします。
- ライブラリ で RetroArch を追加します。セーブとステートが二つの項目として表示されます。
- 上の設定をすべてのデバイスでそろえます。
- 遊んで、RetroArch を終了し、もう一台で続けます。
家の中だけで完結させたいなら、PC か NAS で hoard-server を動かしてください。私たちのアカウントは不要、私たちへのテレメトリーもなく、私たちのサーバーを何も通りません。Hoard をセルフホストする方法 を参照してください。
よくある質問
RetroArch にクラウドセーブはありますか?
はい。WebDAV サーバーが必要な Cloud Sync が内蔵されています。サーバーを運用したくない、バージョン履歴がほしい、単体のエミュレーターも使っている、という場合は Hoard が代わりになります。
RetroArch のセーブが同期されなかったのはなぜ?
たいてい次の三つのどれかです。RetroArch がまだ .srm を書いていなかった(オートセーブの間隔なしで開いたままだった)、二台がセーブを別々のサブフォルダーに振り分けている、ROM の名前が違う。
ステートも同期できますか?
はい。Hoard は states を独立した項目として追跡します。もう一台でステートが読み込めるかは、両方が同じバージョンのコアを使っているかどうかで決まります。
EmuDeck や RetroDECK でも使えますか?
はい。Hoard は RetroArch の設定を読み、EmuDeck のリンクをたどって実際のフォルダーを見つけます。RetroDECK では、検出されなければ ~/retrodeck/saves と ~/retrodeck/states を追加してください。
Android の RetroArch も同期できますか?
今のところできません。Hoard が動くのは Windows、macOS、Linux、Steam Deck です。
セーブデータを守って同期する準備はできましたか?
Hoard をダウンロード。自動・バージョン管理付きのバックアップと、すべての PC と Steam Deck でのセーブ同期が、数分で始められます。
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