Steam クラウドの代替:Steam が守らないセーブを同期して守る
更新日 2026-10-09
Steam クラウドは、その限られた役割を本当にうまくこなします。そして多くの人は、何かを失った日に初めてその境界を知ります。このガイドでは、その境界がどこにあるのか、そして境界の外に残るゲームをどうするのかを説明します。
Steam クラウドが実際にカバーする範囲
Steam クラウドは、開発者が設定した場合に限り ゲームのフォルダーを同期します。同期するファイルを宣言するか、ゲーム内から Steam の API を呼ぶかのどちらかです。仕組みはこれだけで、そこから 3 つのことが導かれます。
- Steam で購入し、Steam から起動したゲームでしか働きません。
- そもそも働くかどうかは開発者の判断で、ゲームごと、ときにはプラットフォームごとに異なります。
- 各ゲームには、その開発者が決めた保存容量の枠があります。
うまく働いているときは、目に見えないほど快適です。1 台目でゲームを閉じ、2 台目で開けば、進行はそこにあります。
どこが穴になるのか
- Steam のゲームでないものすべて。 GOG、Epic、itch、Battle.net、Xbox アプリ、エミュレーター、手動で入れたもの。Steam はその存在を知りません。
- 有効化されていない Steam のゲーム。 特に古いものや小規模なものには、そもそも搭載されていない例が多くあります。ストアページには書いてありますが、60 時間の周回を始める前に確認する人はいません。
- 戻る手段がない。 これが最大の点です。Steam が保持しているのはセーブの現在の状態であって、その履歴ではありません。ファイルが壊れても、Mod がワールドを食べても、良いセーブを悪いセーブで上書きしても、クラウドにあるのはすでに悪いほうです。ゲームごとに Steam が保持しているファイルを見ることはできますが、復元できる過去の世代はありません。
- 競合のダイアログ。 ローカルとリモートが食い違うと Steam は選択を求めますが、判断材料は 2 つの日時程度です。選び間違えれば、もう片方は消えます。
Hoard が足すもの
Hoard はゲームが実際に書き込むフォルダーを監視し、プレイを終えるたびに新しい世代 を取り込みます。
- ゲームの入手元を問いません。 Steam、GOG、Epic、itch、エミュレーター、手動で指定したフォルダー。
- すべての世代が残る ので、壊れたセーブや判断ミスからの復帰は、周回のやり直しではなく 2 クリックです。
- マシン間の同期も同じ仕組み で、Steam Deck とデスクトップも含みます。
- 黙って壊れるものはありません。 置き換えられるセーブは先に取り込まれるため、復元を間違えても元に戻せます。
スナップショットは内容ハッシュで保存されるため、2 GB のセーブの 10 世代は約 20 GB ではなく約 2 GB です。履歴を丸ごと残しておけるのはこのためです。
両方を同時に使う
両者はぶつかりませんし、どちらかを選ぶ必要もありません。クラウド対応の Steam ゲームでは、Steam に今までどおり同期させてください。そこで Hoard が足すのは履歴、つまり Steam が持たないものです。それ以外のすべてでは、同期も Hoard が担います。
デスクトップに加えて Steam Deck を使うなら、重要な細部がひとつあります。Hoard は userdata の中の <AppID>/remote/ を追跡し、その上のフォルダーは追跡しません。上のフォルダーには remotecache.vdf や、実績・プレイ時間といったマシンごとのファイルが入っているからです。自作の同期がいちばん間違えるのがこの区別で、そうした構成が起動のたびに競合しているように見える理由でもあります。
Steam クラウドで足りる場合
はっきり書いておきます。遊ぶゲームがすべてクラウド対応の Steam タイトルで、PC は 1 台、セーブを巻き戻したいと思ったことがないのなら、Steam クラウドで用は足りており、ほかに何も要りません。Hoard を足す理由になるのは、世代履歴、Steam の外にあるゲーム、そして Steam クラウドが届かないマシンです。
誰のクラウドも使わない
どのプラットフォームにも依存したくないのであれば、Hoard は自分のハードウェアだけで動かせます。PC か NAS で hoard-server を動かせば、セーブは自分のマシンから自分のディスクへ移ります。当方のアカウントも、当方へのテレメトリも、中継もありません。 経路上に当方のものが何一つないため、当方のサーバーを何も通りません。Hoard をセルフホストする方法 を参照してください。
同じプログラム、同じ検出、同じ世代履歴。変わるのは保存先が誰のものかだけです。
よくある質問
Hoard は Steam クラウドの置き換えですか?
置き換える必要はありません。Steam クラウドは対応ゲームの現在のセーブを同期し続け、Hoard はそこに世代履歴を足し、対応していないゲームを引き受けます。両方を使うのが普通です。
Steam クラウドで古いセーブに戻せますか?
いいえ。Steam が保持するのはファイルの現在の状態であって、その履歴ではありません。壊れたセーブが同期されてしまえば、クラウドにあるのはそれです。戻るには世代を残すツールが必要です。
Steam のゲームなのに同期されないのはなぜですか?
有効にするのが開発者だからです。ゲームごと、ときにはプラットフォームごとに決まります。対応している場合はストアページの機能欄に Steam クラウドが並びますが、載っていないタイトルも数多くあります。
Steam 以外のゲームでも使えますか?
はい。むしろそこが要点のひとつです。2 万本以上を収録したコミュニティのデータベースからセーブの場所を割り出し、入手元は問いません。変わったものは手動でフォルダーを指定できます。
両方動かすと競合しませんか?
しません。Hoard はプレイ終了後、フォルダーが静かになってから世代を取り込み、置き換える前に必ず現物を取り込みます。
セーブをどちらのクラウドにも置かずに済みますか?
はい。サーバーをセルフホストすれば、セーブが自分のハードウェアから出ることはありません。アカウントもなく、どこへもテレメトリを送りません。
セーブデータを守って同期する準備はできましたか?
Hoard をダウンロード。自動・バージョン管理付きのバックアップと、すべての PC と Steam Deck でのセーブ同期が、数分で始められます。
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