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OpenSave の代替:端末間の直接転送か、自分のサーバーか

更新日 2026-09-01

どちらのツールも同じ問題を解こうとしていて、設計思想だけが食い違っています。比べる価値があるのはそこだけです。このページでは 2 つの設計を並べ、相手のほうが良い答えになる場面も含めて説明します。

本当の違い:直接転送かサーバー経由か

OpenSave はピアツーピアです。あなたのマシン同士が直接やり取りし、あいだには何も入りません。アカウントも、支払うストレージもなく、必要なら既に持っているクラウドドライブへ複製することもできます。

Hoard はサーバー経由で同期します。そのサーバーは、当方が運用する Hoard Cloud か、自分の PC や NAS で動かす hoard-server のどちらかです。プレイを終えるとセーブが上がり、別のマシンが求めたときに下ります。

あとはすべて、この 1 つの選択から派生します。

サーバーが与えてくれるもの

  • もう 1 台が起動している必要がありません。 デスクトップで遊び終え、ノート PC は 1 週間閉じたままでも、開いたときには最新のセーブが待っています。ピアツーピアは両端が同時に起きている必要があり、机の上なら問題なくても、月に 2 回しか触らない携帯機では厄介です。
  • 最新の状態だけでなく、世代履歴が残ります。 1 セッションが 1 つの世代になり、そこへ戻れます。Mod がワールドを食べた日や、セーブが途中まで書かれた日に効いてくる部分です。直接同期は、壊れたファイルを忠実にもう 1 台へコピーします。
  • ハードウェアより長生きするコピー。 2 台の PC が同じ部屋で同時に壊れるのは、珍しい話ではありません。その 2 台にしか存在しなかったセーブは、一緒に消えます。
  • ネットワーク側の準備が不要。 NAT 越えも、開けるポートも、両方が同じ LAN にいる必要もありません。

ピアツーピアが与えてくれるもの

相手側にも公平に。

  • ストレージ料金が一切ない。 保管場所そのものがないので、使い切る上限もありません。Hoard の無料枠は 2 GB で、それを超えると支払うかセルフホストするかになります。
  • 設計上、あいだに何も入らない。 ファイルが第三者のディスクに一度も触れないことが目的なら、直接転送はいちばん短い答えです。
  • 動かし続けるものがない。 サーバーは不要で、自分のものすら要りません。

常時起動のデスクトップ 2 台で遊び、巻き戻す必要を感じたことがなく、ストレージのことを考えたくないのなら、その設計はきれいに噛み合い、Hoard は必要以上の仕掛けになります。

プライバシーの話を、正確に

Hoard についての比較がいちばん誤りやすいのがここなので、正確に書きます。Hoard には 2 つの動かし方があり、両者は本当に別物です。

  • Hoard Cloud はマネージドな選択肢です。サインインすると、セーブは EU にある当方のサーバーに保存されます。
  • セルフホストは完全にあなたのものです。 自分の PC や NAS で hoard-server を動かせば、セーブは自分のマシンから自分のディスクへ移ります。当方のアカウントも、当方へのテレメトリも、容量制限も、中継もありません。 経路上に当方のものが何一つないため、当方のサーバーを何も通りません。セーブもゲーム名もメールアドレスも見えません。届かないからです。仮に明日 Hoard Cloud が終了しても、セルフホスト構成はそのまま動き続けます。

つまり「サーバー」は、あなたがそう選ばない限り「他人のコンピューター」を意味しません。セルフホストした Hoard は、直接転送とまったく同じように、セーブを自分のハードウェアの中にとどめたうえで、履歴と「電源が入っていないマシン」への対応を追加してくれます。

検出と対応範囲

どちらのツールも、広いカタログのセーブを自動で見つけます。Hoard はオープンソースの世界で共有されているのと同じ、2 万本以上を収録したコミュニティのセーブ位置マニフェストを読み、そこに Steam ライブラリの走査、実行中プロセス、ファイルシステムの掃引を重ねます。Steam のゲームでは、上のフォルダーではなく userdata 内の <AppID>/remote/ を追跡します。上のフォルダーには remotecache.vdf や、実績・プレイ時間といったマシンごとのファイルがあり、それを同期すると起動のたびに競合に見えるからです。変わったものは手動で指定できます。

どちらを使うべきか

  • 2 台が同時に起動していて、ストレージを話に入れたくなく、最新のセーブだけで足りてきたのなら ピアツーピア。
  • 巻き戻せる履歴が欲しい、1 週間電源を切っていてよいマシンがある、2 台の PC より長生きするコピーが欲しい——そのいずれかなら Hoard。当方のクラウドでも、自分のサーバーでも選べます。

全体像が知りたい場合は セーブ同期ツールの比較 を、ローカルバックアップ側については Ludusavi との比較 をご覧ください。

よくある質問

Hoard にはアカウントが必要ですか?

Hoard Cloud では必要です。同期がそこに結びついているためです。セルフホストなら当方のアカウントは一切ありません。あなたのサーバーが自分のユーザーと端末ごとのトークンを持ち、それらがマシンの外に出ることはありません。

クラウドをまったく使わずに運用できますか?

はい。PC か NAS で hoard-server を動かせば、セーブは自分のマシンから自分のディスクへ移り、当方のサーバーを何も通りません。

2 台の PC を同時にオンラインにする必要はありますか?

ありません。それがサーバー経由で同期する実用上の利点です。プレイ終了時にアップロードされ、もう 1 台が次に求めたときにダウンロードされます。

直接転送でも世代履歴は残りますか?

そのままでは残りません。ファイルをもう 1 台へコピーすれば、両方が現在の状態になるだけです。Hoard は 1 セッションを 1 世代として取り込み、それが壊れたセーブから戻れる理由になります。

Hoard もオープンソースですか?

はい。サーバーを含め AGPL-3.0 です。セルフホスト用のサーバーは当方が運用しているものと同じバイナリで、機能を削った版ではありません。

セーブデータを守って同期する準備はできましたか?

Hoard をダウンロード。自動・バージョン管理付きのバックアップと、すべての PC と Steam Deck でのセーブ同期が、数分で始められます。

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